ブランディング|バラエティ雑貨ショップの業態検討
ショッピングセンター内に展開する雑貨ショップの新業態提案。
本計画は実現には至りませんでしたが、ブランドの可能性を広げるためのコンセプトスタディとして行ったプロジェクトです。本提案では、売上構造の異なる3つの業態モデルを提示しました。
- 空間の構成
- ブランドの打ち出し方
- SC内での視認性
を検討しています。図面やCGではなく、あえてスケッチで表現することで、アイデアの純度を伝えています。
A案|3つのボックスによる回遊型売場
売場内にボックス状の構造体を配置し、空間にリズムと奥行きを生み出す計画。
オープンな陳列と、少しクローズドな展示空間を組み合わせることで、商品カテゴリーごとの世界観をつくり分けています。単調になりがちなSCテナントの平場空間に対し、視線の抜けと滞留ポイントを意図的に設けることで回遊性と滞在時間の向上を狙った案です。

B案|色彩戦略による高揚感の創出
ショッキングピンクの棚やステップ、明るいネオン照明を用いた大胆な構成。
限られた床面積の中で強い視覚的インパクトを生み出し、通路動線から瞬時に認識される店舗を目指しました。テーマパークのような高揚感を演出し、購買行動そのものを“体験”へと引き上げる提案です。

C案|垂れ壁によるアイコン化
ランダムに点灯するネオンを組み込んだ垂れ壁により、店舗の輪郭そのものをアイコン化する案。
物販空間でありながら、“遊べる場所”としての印象を前面に打ち出しています。売場を単なる商品陳列の場とせず、滞在・発見・写真撮影など複数の行動を誘発する空間として再構築する提案です。

本提案は、空間デザインではなく業態そのものを再設計することから始めた検討案です。
同一床面積に対して異なる売上構造と滞在体験を想定した3つのモデルを提示し空間をつくる前に、空間から業態を検討・設計する。
本提案はそのためのスタディです。
