講義をしに大学へ

 

こんばんわ

 

2年前より名古屋造形大学にて「建築法規」の授業を担当させてもらっています。対象は学生は地域建築領域、空間作法領域の学生さん。

将来、建築家はもちろんインテリアデザイナーとか空間に関わるお仕事に旅立っていくであろう学生さんたちです。

 

法律の個別具体的な内容を知って覚えられる事ができればもちろんベストですが、まずは学生が法規を身近に感じる事、他人事では無い事、実際の生活やしくみのなかに沢山ちりばめられて安全性が保証されている事、などを感じる事が重要かな、と思っています。

 

毎年、授業の一番初めにいくつかエピソードを話します。

 

そのうちの1つは2018年に大阪で起きた事故。

 

大阪府北部地震の際に小学校のプールのまわりに作られたコンクリートブロックが倒れ女の子が犠牲になってしまった事故です。地震自体はしかたありません、ですが本来の施工が成されていれば倒れる事もなく、女の子が犠牲になる事もありませんでした。

塀の高さも控え壁の有無も違法状態でした。

 

https://gooddo.jp/magazine/climate-change/earthquake/osaka_earthquake/3723/

 

工務店が違法な工事をなぜしたのかという点が一番問われるべきポイントですが、なぜ周りの人間が異変に気がつけなかったのか?

 

おそらく近くを通りかかった建築家や工務店、同じ業界の人はたくさん居たでしょう。

見て、なにか不自然に感じていれば、もしかしたら是正措置に繋がる動きがあれば防げていたかもしれません。

高低差があるとはいえ、一般道路に面して施工されたブロック塀で多くの人の目にとまっていたはずです。

 

知識が無かったこと、無関心であった事が重なり悲劇はおきてしまいました。

 

逆に考えれば、我々は職能人としてこういった事故を防ぐ役割を担っているのではないか、という視点を学生にも持ってもらえればと思い、毎年この事故の話をしています。

 

もちろん将来インテリア専門の世界に進む学生も居ると思います。ですが室内空間にも法はいくつも関わっています。

採光換気、排煙、内装制限、廊下幅、防火区画などなど沢山。

 

決して無関係では無いんだよ、という気持ちをもってもらう。それをスタート地点とできる様に毎年講義の内容を微妙にアレンジしながら臨んでいます。

 

毎授業の最後にやるちょっとしたワーク。字がきたないのは大目に見てください。

 

今日はまじめな話になりました。

 

 

ではでは。

 

 

 

〜おしまい〜

 

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* 2017.12.1 法人化に伴い井村建築設計から社名をgimbal worksに変更