MOBTOWNミナミシモハラ


〜 遊歩道を介してコミュニティが醸成される賃貸戸建てプロジェクト 〜

賃貸戸建てにしかできない付加価値を与えた郊外型土地活用提案


4棟からなる賃貸住宅プロジェクトです。敷地内にランダムに配置して2台ずつの駐車場を確保しながら、ブロック敷きの遊歩道が縫うように配置してあります。遊歩道は住民同士のコミュニティー醸成の場所になり、夏には日除けタープの下でおしゃべりしたり、プール遊びをしたり、住民同士が自由に使える場となっています。

遊歩道中央の広場に設けられた手押しポンプも住民みんなの物。夏には木々の水やりに使ったり、災害時には緊急トイレ用の水として使用可能です。

各戸の玄関にはちょっと深めの軒下空間があります。

バーベキューをしたり、窓際にちょっと座って外を眺めたり。

各戸には土間空間があります。(↑ B棟の土間空間)

屋外とゆるく繋がる土間ダイニングではお客さんを呼んでお茶をしたり、クッキングスクールを催したりする空間に。

2階は斜め天井の大きな空間。

日本では賃貸物件というとほとんどがマンション物件というイメージがありますが、ある程度土地に余裕のある郊外であれば戸建て賃貸という選択もあります。住宅を自ら所有するほどでは無い、でも戸建てとしての魅力も捨てがたい、ただ住まうだけでは無く近隣とのコミュニティも楽しみたいというニーズの多様性に対する一つの回答として企画・設計を行いました。

建設地:愛知県春日井市

用途:住宅(賃貸物件)

構造・規模:木造2階建て (A〜B棟共通)

敷地面積:629.52㎡(全体合計)

延床面積:A棟 99.38㎡ B棟 99.38㎡ C棟 99.38㎡ D棟 99.38㎡

建築面積:A棟 58.88㎡ B棟 59.0㎡ C棟 58.9㎡ D棟 57.97㎡

竣工:2018年3月