団地リノベーション|団地にアトリエと猫。
ニュータウンの団地住戸をリノベーションし、ご夫婦と猫が共に心地よく暮らす住まいを実現したプロジェクトです。住まいであると同時に、日本画家である奥様のアトリエとしても機能し、生活と創作が自然に交わる心地よい空間を目指しました。
猫が自由に動き回れるように、キャットウォーク・キャットタワーなどを設け、家族としての暮らしの豊かさに寄り添う設計になっています。
| 所在地 | 愛知県春日井市 |
| 用途 | 住宅(分譲マンション) |
| 構造・規模 | RC4階建て (リノベーション) |
| 延床面積 | 66.45㎡ |
| 設計・監理 | 合同会社ジンバルワークス |

ブルーグレーに塗られた寝室の壁と猫
計画の背景
今回のプロジェクトは、古くからある団地住宅を日々の暮らしを楽しく・心地よくする住まいとして再生するというテーマから始まりました。
ふたりの生活はもちろん、日本画家である奥様が制作に集中できるアトリエと猫が自由に動き回ることができる“生活の豊かさ”を両立させたい、というご要望を受けて設計がスタートしました。

南北に風が抜け、グルッポふじとうが眺められるダイニングキッチン
設計のポイント
1|暮らしと創作空間の共存
既存の団地の間取りを読み解きながら、生活空間と創作(アトリエ)空間を分けつつ、互いを自然につなぐゾーニングを成立させました。
アトリエスペースは開口や光の入り方に配慮し、制作中も心地よく過ごせる環境となっています。

アトリエ
2|猫中心の動線設計
住まいの動線に沿ってキャットウォークやキャットタワーを設置。
猫が上下移動しながら自由に遊べる動線を確保することで、人の生活動線とぶつからずストレスの少ない空間をつくりました。
猫の視点も設計に取り入れたことで、家族全員にとって居心地のよい住まいになっています。

「何かを狙う猫」 既存の梁を利用したキャットウォーク

「歩く猫」 高低差を楽しめる動線。



猫スリットの理想的な使われ方。
3|団地という資源の再活用
古い団地だからこそ持っているスケール感や周辺環境を活かし、「住まいの内部」と「外部とのつながり」の両方を立体的にデザインしました。単なるリノベーションではなく、団地という既存ストックを価値として捉え直す視点をお施主さんと共有できた事がこのプロジェクトで最も幸いな事でした。

リビング

キッチン

間仕切りを撤去して大きな脱衣洗面トイレ空間に。トイレの機械換気も設置しました。
受賞について
本計画は第34回すまぃる愛知住宅賞を受賞しました。暮らしの質や住まいのあり方について評価していただけました。 →「団地にアトリエと猫。」|第34回すまぃる愛知住宅賞

ガラス越しにリビングを見る。下にあるのは猫スリット。

有孔ボードの壁

お風呂:既存タイルを塗装

猫の気持ちになってみんなでキャットウォークを作りました。
「団地にアトリエと猫。」は、住まい・創作・動物との暮らしという異なる要素を調和させた住空間です。既存住宅の再生によって暮らしの価値を高め、日々の創造的な時間を支える住まいとなった事例です。
リノベーションや住宅設計、住まいの価値づくりについてのご相談は、お気軽にお問い合わせください。


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